今年の敬老の日には マンパワーの贈り物を

敬老の日が近づいてきました。日頃お世話になっているおじいちゃんやおばあちゃん、年配のお父さんやお母さんに感謝の気持ちを伝え、元気に長生きしてもらいたいという想いを伝える敬老の日。みなさんどのように計画していらっしゃいますか。

そこで、おじいちゃんおばあちゃんと離れて暮らす方に提案! 今年はおじいちゃんおばあちゃんが生活上困っていることに対しお手伝いしてあげてはいかがでしょうか。簡単に言えば、年末の大掃除のいくつかを、ちょうど気候が良いこの時期に行うということです。
歳をとると、元気そうに見えても腰や膝など体のいたるところに痛みが出てくるもの。日常の家事を若い頃のように、100%こなすのは難しくなってきます。
そんなおじいちゃんおばあちゃんの助っ人とお手伝いさせてもらう…。

今回はそのようなコンセプトでの提案です。参考にしていただけたらと思います。

 

あらかじめ、希望に沿って作業して良いか確認しておく

まずはおじいちゃんおばあちゃんに、「今の生活で困っていることはないか、それに対してお手伝いしたい」という気持ちを伝えます。もし、了解していただけたら、伺う日を話し合って決めておきます。

 

おじいちゃんおばあちゃんの意向を大切にする

おじいちゃんおばあちゃんと話し合いながら、お二人の生活に合わせて無理のない範囲でお手伝いをしてあげることが大切です。
あなたが、「ここは掃除したほうが良い。改善したほうが良い。」と思った箇所でも、ご本人達は「現状のままでいい。変えて欲しくない。」と思うかもしれません。そのような場合は、このままの状況であると、健康上に問題があったり器具の故障や火災の発生等が予期される場合などを除いては、基本的にご本人の意に沿うようにしましょう。

 

ここは手伝ってあげたい 作業の提案

提案その1:お掃除

日頃なかなか手が届かないところは掃除も不十分になりがちです。台所の換気扇周りの油汚れ、エアコンのフィルターのホコリ、台所やお風呂の排水溝のよごれや、洗濯機の糸くずフィルターの掃除はしておきたいところです。

 

提案その2:庭木の手入れと除草

庭木の伸びた小枝の剪定や草むしりは1年に数回必要になります。9月の敬老の日の頃は、気温も落ち着いてきて庭仕事がはかどる気候です。必要ならある程度草むしりをした後に除草剤の散布も検討します。

 

提案その3:家具の移動

家の中を安全に動き回れるように、今一度動線を考えてみましょう。改善したほうがいい場合は家の中の動きに合わせて大きな家具を移動させます。
家具を移動すると、隠れていたコンセントやプラグに埃が溜まっていることがあります。火災の原因になることもあるので埃はしっかり除去しておきます。特に冷蔵庫の裏側の壁のコンセントや、テレビやパソコンの後ろのコンセント周りには埃が溜まりやすいので確認が必要です。
またタコ足配線になっていないか確認し、そのようになっている場合はもっと良い安全な接続方法がないか検討します。

 

提案その4:電球や蛍光灯の交換、カバーの掃除

天井や壁の電球や蛍光灯の交換時は不安定な姿勢を取らなくてはいけないので、なかなか厄介なものです。
蛍光灯はガラスの色が黒っぽくなってそろそろ交換時期かなと思ったら、早めに交換しておきましょう。
また、蛍光灯のカバーの中に小さな虫や埃がたまるので、ついでにきれいにしておきましょう。

 

提案その5:冷蔵庫内の掃除

冷蔵庫の中は毎日使っていると気づきにくいですが、思いのほか汚れがたまっているものです。しかし、庫内の食品を全て取り出し掃除してから元に戻す作業は結構大変なので、是非掃除してあげたいところですね。また、庫内の食品を取り出した時に、期限切れのものがないか、傷んでいる食材がないかを確認して、もしあれば処分するとよいでしょう。

 

 

代表的なものをいくつかあげてみました。生活形態は人それぞれなので、おじいちゃんおばあちゃんと話し合いながら、これらのうち一つでもいいですし、全く違うことでもいいので力を貸してあげるととても喜んでもらえると思います。

年配のお父さんお母さんがいらっしゃる場合は、小さなお孫さんにもお手伝いしてもらって和やかに作業してもいいですね。

まずはお互いに無理せず楽しみながら進めることが一番大切。これをきっかけに楽しい会話が弾めば、思い出に残る敬老の日になるでしょう。
読んでくださってありがとうございました。